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腎臓移植医療について この世のこと

腎臓移植の生着

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根本的な治療法が他になく、透析治療を長年にわたって続けている慢性腎不全(まんせいじんふぜん)の患者さんにとって、腎臓移植は、貴重な根治療法です。

移植の成功率、つまり「生着率」は、腎臓を提供する人(ドナー)と、腎臓の提供を受ける人(レシピエント)の、血液型適合性と組織適合性のHLA抗原(こうげん)の相性できまります。

意外に思われるかもしれませんが、血液型は、ABO式血液型が適合していれば大丈夫です(最近では、血液型が異なっていても移植が可能な場合もあります)。

HLA抗原の相性を決定する遺伝子(人間の場合は、6番目の染色体にある遺伝子)は、親子間では、半分の遺伝子が一致します。

きょうだい間では、半分の遺伝子が一致する人が50パーセントで、完全に一致する人が25パーセント、さらにまったく一致しない人も25パーセントいます。

当然のことながら、きょうだい間の完全に一致する人同士の腎臓移植は、成功率が高く、生着率が90パーセントにのぼります。

一方、半分の遺伝子が一致する、親子間、あるいはきょうだい間では、かつては50パーセント強程度でしたが、

最近ではさまざまな方法で生着率を高める工夫がされています。

1.あらかじめ腎臓の提供者から輸血をしておく、

2.移植後の免疫抑制薬の使用(投与)方法を工夫する、

などの方法によって、現在では90パーセント近くにまで生着率を高めることに成功しています。

ただし、腎臓移植後、免疫抑制薬は一生必要となります。

臓器に対する拒絶反応を抑制すると同時に、感染症に対する抵抗力も奪ってしまいます。

そのため感染症の治療や、免疫抑制薬そのものの副作用との戦いが続くことになるのです。

 

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